自閉スペクトラム

発達障害よもやま雑記帳

カサンドラ症候群について①  基本知識と誤用問題

カサンドラ症候群という言葉があります。この言葉について、発達障害支援を専門とする心理士という視点から個人的に思うところや考えていることを書きたいと思います。このテーマ、私の支援者としての基本的な立場である「脳・神経由来の異文化相互理解」について、とても深く考えさせられるテーマだと思っています。
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自閉スペクトラム者のセクシャリティについて②

これらのことから私は、(あくまで経験則に基づく実感知に過ぎませんが)「自閉スペクトラム者にはXジェンダーの人が多いのではないか」と考えています。少なくとも、定型発達と呼ばれている人たちの中におられるXジェンダーの人の割合よりは多いのではないかと思うのです。
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女性の自閉スペクトラムについて

このタイプの女の子たちに自閉スペクトラム特性があることに気づくことに高い専門性が求められます 視線が合わないとか、比喩表現が通じないとか、表面的な特徴としての自閉スペクトラム理解や知識しか持ち合わせていない場合、まず気づくことすら難しいと思います
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「自閉症(ASD)には◯◯が向いている」の落とし穴② 自閉スペクトラム者とプログラミングについての考察

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「自閉症(ASD)には◯◯が向いている」の落とし穴

支援現場で「自閉症(ASD)の人にはプログラミングが向いているから習わせたほうが良い」などということが言われることがあるようです。一見親切心で言っているように見えるこれらの発言、実は適切ではない可能性が高い発言です。
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自閉スペクトラム者と「想像力」② 苦手なのは社会的想像なのです

前回は言葉の混乱について書きました。今回はより本質的に想像力の困難と呼ばれている領域において「何が起きているのか」を掘り下げたいと思います。
発達障害よもやま雑記帳

自閉スペクトラム者と「想像力」① 言葉の乱用と混乱の整理

自閉症スペクトラムの一つの特徴として「想像力の欠如」であったり「想像力の困難」ということが今でも言われることがありますが、 この言葉少し雑に使われてしまっていることが多く、誤解を生んでしまっていることが多いように思うのです。
発達障害よもやま雑記帳

「マーブルゾーン」という表現について

必ずしも均一に混ざり合って連続したグラテーションではないが、全体としてスペクトラムである、そしてそこに優劣が存在していないということ、これらを満たす表現としてマーブルゾーンという言葉が良いのではないかと考えています。
ニューロダイバーシティ

#ASD語用論「2時までに片付け来る?」「出来るよ」のすれ違い 

自閉スペクトラム者と神経学的な多数派の言葉の使い方の文化の違いについて書きたいと思います。私はこのことをASD語用論という言葉で普段表現しています。
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自閉スペクトラム者とTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)

最初は(編集者としての)取材の一環でボランティアとして、自閉スペクトラムの若者たちとTRPGで遊んでたんですよね。そしたらゲームするまでピョンピョン飛び跳ねてたり、人との関りを避けているように見えたりするようなかなり濃いめのASDの若者たちが、ゲーム始めたとたんに全然違う表情でスムーズに会話し始めるんですよ。
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